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呼吸器外科
気胸、膿胸、肺がんなどの診療を行っています。外科学会、呼吸器外科学会などの専門医が診療にあたります。
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呼吸器科
当院は地域の呼吸器診療を担当しています。呼吸器学会、呼吸器内視鏡学会、肺がんCT検診認定機構などの専門医・認定医が診療にあたっています。気管支喘息、間質性肺炎、COPD、肺結核、非結核性抗酸菌症、呼吸不全など幅広く呼吸器疾患の専門的診療を行っています。 岩国医療センター呼吸器内科、呼吸器外科とのスムーズな連携体制を構築しています。 慢性呼吸不全患者には、呼吸リハビリテーションでの呼吸機能の改善をサポートいたします。
症状・専門外来
下記のような症状でお困りの方は、診察をお勧めいたします。
慢性咳嗽 | 3週間以上続く咳を遷延性咳嗽、8週間以上続く咳を慢性咳嗽と定義します。これらの長引く咳の原因検索、治療を短期間で行うようにしています。咳の原因は、喘息、間質性肺炎、抗酸菌感染症、感冒後咳嗽、肺がん、心因性咳嗽など多岐にわたります。「せき」で困ったら受診してください。 |
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気管支喘息 | 気管支喘息の治療は、吸入ステロイドの使用により格段に進歩いたしました。しかしながら、いぜんとしてコントロール不良な喘息患者さんが多いことが、最近の研究から分かってきました。 当院では、新規吸入薬や生物学的製剤の導入により、これらの重症喘息治療を積極的に行っています。 |
間質性肺炎 肺線維症 | 肺の間質に線維化が起こって、肺胞から血中への酸素の取り込みが低下する疾患です。原因不明なものが多いですが、薬剤、膠原病、じん肺などと関連もあります。症状は、労作時呼吸困難、咳、痰、などです。時間経過とともに悪化していきます。急性増悪と言って、ある日突然ひどい呼吸困難を起こすこともあります。慢性に経過した場合、在宅酸素療法(HOT)が必要となります。予後不良の疾患であり、膵癌や肺癌などと同等に予後不良と言われています。 これまではステロイドや免疫抑制剤などで治療していましたが、根本的治療方法はありませんでした。最近になり、分子標的薬、抗線維化薬が登場してきました。傷んだ肺をもとに戻す作用はありませんが、進行を遅らせる薬剤です。症状の進行を遅らせることができ予後にも差が出てきます。当院では間質性肺炎の総合的診療を行います。 |
非結核性抗酸菌症 | 非結核性抗酸菌症は肺MAC症とも呼ばれています。近年、中高年の日本人女性での発症が右肩上がりで増えています。死亡者数も肺結核を追い抜きました。 当院では非結核性抗酸菌症の画像診断、喀痰での診断、治療を積極的に行っています。 |
アスベスト関連疾患 | 高度成長期時代に建築業に従事されていた方が、石綿(アスベスト)暴露によりアスベスト関連疾患を発症されています。石綿肺、肺がん、胸膜中皮腫、びまん性胸膜肥厚、良性石綿胸水、など様々な病態を呈します。診断、治療に加えて、アスベスト健診、労災申請も対応しています。 |
コロナ後遺症外来 | 2019年以降、猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の後遺症については未だ未知の領域がおおく、対応に難渋するところです。 当院では、患者さんに寄り添うためコロナ後遺症外来を立ち上げました。漢方薬などを使いながら、その先にある「光」を探していきたいと思います。 |
喘息外来 | レントゲン写真、CT検査、スパイロメトリー、呼気NO検査、血液検査(アレルギー検査)などで、複合的に喘息の診断をしています。標準治療に併せて、重症喘息においては新規吸入薬や生物学的製剤を積極的に導入しています。 |
禁煙外来 | 喫煙は慢性閉塞性肺疾患(COPD)、がん、虚血性心疾患、脳卒中、糖尿病、歯周病など、多くの病気と関連がある事が分かっています。またニコチン中毒は病気であり、薬物治療の対象となります。当院では禁煙補助薬を使った禁煙外来を行っています(保険診療)。 |
睡眠時無呼吸症候群 (SAS) | SASは、高血圧、虚血性心疾患、脳卒中などと深く関連があり、眠気による事故も社会問題となっています。当院では、簡易検査やPSG検査での診断を行っています。治療は鼻マスクを使った陽圧換気療法(CPAP)が主体となりますが、軽症であればマウスピースも適応となります。歯科との連携もスムーズです。 |